藤永康政「黒人自由闘争の歴史」(『岩波』連載)これ自体はブラックフェミニストの文章でも、ブラックフェミニズムに特化して論じた文章でもありませんが、それらが生み出されてきた重要な文脈である、米国の黒人の闘争の歴史についての、とても学ぶところ多い日本語で読める文献です。 また、藤永さんが訳されたバーバラ・ランズビー著...
バーバラ・スミス、ビヴァリー・スミス「ブラックフェミニストたちからの手紙 1972-1978」コンバヒーリバー・コレクティヴのメンバー、バーバラ・スミスとビヴァリー・スミスの双子の姉妹が共同で書き、〈主にレズビアンの書き手に重点を置きつつ、女性による文章を扱う雑誌〉を謳う Conditions 誌に1979年に掲載された記事。姉妹が数年にわたりお互いの間で、そして他...
グロリア・ジョセフ「反発しあう三人家族——マルクス主義、フェミニズム、そして人種差別主義」グロリア・ジョセフ「反発しあう三人家族——マルクス主義、フェミニズム、そして人種差別主義」 論集『マルクス主義とフェミニズムの不幸な結婚』収録。田中かず子訳、勁草書房、1991年刊。 原著=Gloria Joseph “The Incompatible Menage à...
オードリー・ロード/鈴木赳生訳「怒りの活用——レイシズムに応じる女性たち」同志社大学・都市共生研究センター(MICCS)の紀要『インターセクション』(年一回刊行)の、第2号(2024年3⽉発⾏)に、オードリ・ロードのエッセイの邦訳が収録されています。 今回、鈴木赳生さん(京都精華大学 国際文化学部)翻訳されたのは、ロードの「The Uses of...