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Literature Table
私たちの〈文献テーブル〉では、ブラックフェミニスト・テキスト/黒人女性やクィアの人たちによる文章・作品を、日本語で読めるものを中心に紹介します


フランシス・ビール/西本あづさ訳「二重の危険──黒人であり女であること」
青山学院大学人文学研究所の紀要の第5号(2024年3月発行)で、西本あづささんによる「ブラック・フェミニスト・テクスト翻訳シリーズ」が始まっています。 アフリカ系アメリカ文学研究者としての筆者の原点ともいえる1970 年代以降のブラック・フェミニストの著作の中には、重要な役...


藤永康政『〈黒人自由闘争〉のアメリカ史——公民権運動とブラック・パワーの相剋』
キング牧師に代表される公民権運動と、マルコムXに象徴されるブラック・パワー運動。非暴力/暴力の二分法のもと分別されてきた両者を「黒人自由闘争」という枠組みに統合し、1930年代から続く一つの歴史として描き直す。 アメリカ黒人の歴史,公民権運動/ブラックパワー運動を専門とされ...


藤永康政「黒人自由闘争の歴史」(『思想』連載)
これ自体はブラックフェミニストの文章でも、ブラックフェミニズムに特化して論じた文章でもありませんが、それらが生み出されてきた重要な文脈である、米国の黒人の闘争の歴史についての、とても学ぶところ多い日本語で読める文献です。 また、藤永さんが訳されたバーバラ・ランズビー著...


バーバラ・スミス、ビヴァリー・スミス「ブラックフェミニストたちからの手紙 1972-1978」
コンバヒーリバー・コレクティヴのメンバー、バーバラ・スミスとビヴァリー・スミスの双子の姉妹が共同で書き、〈主にレズビアンの書き手に重点を置きつつ、女性による文章を扱う雑誌〉を謳う Conditions 誌に1979年に掲載された記事。姉妹が数年にわたりお互いの間で、そして他...


グロリア・ジョセフ「反発しあう三人家族——マルクス主義、フェミニズム、そして人種差別主義」
グロリア・ジョセフ「反発しあう三人家族——マルクス主義、フェミニズム、そして人種差別主義」 論集『マルクス主義とフェミニズムの不幸な結婚』収録。田中かず子訳、勁草書房、1991年刊。 原著=Gloria Joseph “The Incompatible Menage à...


オードリー・ロード/鈴木赳生訳「怒りの活用——レイシズムに応じる女性たち」
同志社大学・都市共生研究センター(MICCS)の紀要『インターセクション』(年一回刊行)の、第2号(2024年3⽉発⾏)に、オードリ・ロードのエッセイの邦訳が収録されています。 今回、鈴木赳生さん(京都精華大学 国際文化学部)翻訳されたのは、ロードの「The Uses of...
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