top of page
Post: Blog2_Post

PFC Newsletter No.3

  • 執筆者の写真: jun pq
    jun pq
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:6 時間前

Political Feelings Collective Newsletter No.3 いまこそエセックス・ヘンプヒルを


 ▲ pfc newsletter no.3
pfc newsletter no.3

2025年9月6日、東京・小岩 BUSHBASHで開催された〈こどくにおどるクィアのつどい 5:TONGUES UNITED-Screening Party-〉に参加した際、作成したジン。


イベントで上映された『タンズ アンタイド』(マローン・リグス監督)は1989年に発表された、米国の黒人ゲイ男性の生を、何人もの当事者による詩を、彼らの多彩なパフォーマンスの形で盛り込み、多声的に描いた実験的ドキュメンタリー作品。2020年、Normal ScreenとC.I.P. Booksが合同で本作を東京で上映した折、字幕や解説冊子の制作で参加した中の数人が、のちにPFCとなったという経緯がある。


今回、クィアパーティ「こどくにおどるクィアのつどい」で『タンズ』が上映されるにあたって、コレクティヴのブースを出せることになり、そこで『タンズ』解説冊子やPFCのニュースレター第2号と並べて新刊も!と、ニュースレター第3号をジンとして制作することになった。


▲ 待望のエセックス詩集刊行
▲ 待望のエセックス詩集刊行

内容については、まず、『タンズ』でその詩とパフォーマンスが大きくフィーチャーされていて出会ってから、私たちの特別な詩人となったエセックス・ヘンプヒルの詩集が米国で今年(2025年)3月に刊行されたことを記念して、巻頭で紹介することを決めた。1995年に彼が亡くなってから、その詩集が手に入らない状況が30年ほど続いた末の出版は、”(あまりにも)待望の!”だった。


他の記事は、執筆者と先の2点(『タンズ』上映会を機会に作る・巻頭でエセックスを取り上げる)を共有した上で、各自でテーマを決め寄稿してもらった。


できあがったジンに並んだのは

  • 80年代末から90年代前半にかけての、米国そして英国の、黒人ゲイ男性の人々や、関連する書籍や雑誌・表現物・カルチャーを扱った、3本のエッセイ(巻頭記事含む)と1本のリスト記事。

  • 前号の特集から続くところがある「読書ノート」記事では、コレクティヴ翻訳活動に時間を注ぐにつれて明確になった関心から手に取った、英語や日本語のテキストについての随想が綴られる。

  • 加えて、『タンズ』とあわせて観たい映画の紹介記事もあリます。


前号から執筆者も増え編集方針も変わったこともあり、それぞれ形式も内容も異なりつつ、全体を読み進めていくと ピカ 💡 と回路が繋がるポイントが点在するような文章群となった。pfcの活動に既に関心を寄せてくださっている方、ゲイやクィアの表現や集団性、ポリティクス(政治のあり方)、その中でも主流からはずれた人々によるものに関心が向きがちな方々に、この冊子が届くように願っています。

*このジンは、『タンズ アンタイド』の解説冊子と、どちらが先でもいいので併読してもらえると、取り上げられている人々の存在や、それらの人々や表現物のつながりをより感じとってもらえるかと思います。

ree

Political Feelings Collective Newsletter No.3 いまこそエセックス・ヘンプヒルを


目次

エセックス・ヘンプヒル詩集『Love is a Dangerous Word』について 西山敦子

政治的感情についての読書ノート Yuki

THINGのインデックス ねむしん

曖昧な輪郭、あるいはエセックス・ヘンプヒルの教え ヴィクトル・ヤクシェフ

タンズ アンタイドについて考えるたびに考える映画 しょうぷ

知識人、学者、映像作家、ゲイ・ディーヴァ:リグスそして他のクイーンたち 福島 淳



  • 出版年:2025

  • 大きさ:A5

  • ページ:本文 22ページ

  • 印刷:モノクロ



bottom of page